Twin 2012

日本で待ってる、デュオの公演の為の写真を、チェロのまいこちゃんに 撮ってもらったものと、7月1日、最後の『ドンジョバンニ』公演をしたバッド・ラウフシュタットでの休憩時間、カフェと中庭の様子です。

上の写真は、夏休み直前のオケの仕事の合間で、もうすぐ一緒に2度目の日本公演に向かう、という合わせをしてた頃です。2012年、 ジョラと知り合って1年以上が過ぎ、その2月にはジョラは長引いてるオケの試用期間のストレスがたたって急遽入院、という事もありました。 私は毎日、必要品を買って届けながらのお見舞いを。自分がこんなに誰かに献身的になるなんて、音楽一筋の自分には想像できてな かった。
ジョラとは激しい喧嘩も増えたけれど、心から喜び合う瞬間も確かに増え、わけがわからなかった運命の輪に巻き込まれる感覚から、はっきりした意志のやり取りに変って行ったと思いま す。

上はマグデブルグ続きの静かな村、ゾーレンでのささやかなコンサートです。主催は彫刻家のヴォルフガング・ロスドイチャー氏。
なかなか演奏会などない、この村に氏が進んで展覧会とコンサートのコラボレーションを企画して皆に喜びをもたらしました。

ジョラとはこうやって、小さな共演を重ねることでも、信頼関係を 築いていけました。
左上はゾーレンでのゲネプロの様子。右上は芸術家の集いで、ロスドイチャー夫婦、
お二人ともが画家の、フランク・ボリッシュ氏、ヘルガ・ボリッシュ女史御夫婦です。
何度か絵の展覧会とのコラボ演奏させていただき、心の支えをいただいています。
ジョラと私の簡単ではない関係も応援していただいています。

やはり夏休み近くなってきて、すっかり陽気に。この日は屋外コンサートの後、ジョラと妹さんのエマが用意して、チェログループのパーティをそのままその公園で行いました。
それぞれのチェリストの子供達、奥様も駆けつけて、クリストフの持ってきてくれた携帯テレビでサッカー観戦もし、楽しいひと時を過ごしました。

夏休みに入って日本公演のために合わせてる最中、それまでで最大級の喧嘩をし、 私は傷つきまくった状態のまま、一緒に飛行機に乗り込むほどに、この傷は長引きました。
ジョラは焦って「今日、僕が奢るから、来て 。」など、取り繕おうとしてくれたのですが、 私は混乱して、どう彼に接していいのかわからない状態のまま日本に到着。日本公演中も喧嘩は耐えませんでした。。。

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