
ディスコではありません!!! 左のダンスの写真は、なぜかこの2枚しか残ってない、ユンゲドイツフィルハーモニー交響楽団の、貴重な?写真です。
この時は大晦日コンサートで、演奏会後、団員皆といっせいにカウントダウンし、新年を祝っ てのダンスパーティーがありました。
パリでも学生オケとか、先生にフランス国立放 送管弦楽団でちょこっと吹かせてもらうとか、少しはオーケストラやりましたが、オーケストラの本当の楽しさは此処で学びました!この楽団は 優秀な音大生を集めて、LマゼールやDシャロンといった一流指揮者に優しく?細かく指導してもらって演奏会まで一緒に過ごす、という音楽的に贅沢なオーケストラです。
このユンゲドイツフィルのお陰で、”オーケストラで働きながら、 自分のコンサートをやっていこう” という、自分の具体的な ヴィジョンがはっきりしました。
皆がやる気満々で、暇を見つけては練習し、合わせの時 間以外にも必要なら集まって音程合わせ、フレージングの 確認しあってました。”みんな、真面目で偉いな~”と思いきや、ある朝、バレンタインデーの日、起きて見ると、ろうかに ”誰は誰に気があって、誰は誰をねらってる”というリストが貼り出されてました。ちなみに、私が気になってる人の名も、” 敦子は誰に気がある”としっかり名前が、、、。名前は数十人に及び、よくぞ観察、洞察、したものです。リストを作ったのはいったい誰だったのやら、未だになぞです。

私はこの時イーヘンハウゼン音楽学校で教えてて 、数週間の休みをするに忍びなく、ツアーで近くを通った時、数時間オーケストラを抜け出してレッスンしに行った事もありました。指揮者も快く許可してくれ、スタッフの方々も途中まで迎えに来てくれ、皆の理解のあることにも感激しました。

ここでは、シカゴ交響楽団も経験したと言う、ファゴットのタリック君と仲良しになり、フレーズの造り方で大事な事を教 えてもらえたり、演奏を聴いてもらって、アドバイスしあったり、いい刺激を受けました。あるとき、ドレスデンフィルハーモニーから入団試験の招待状が!自信なっかたのですが、タリック君にレッスンしてもらって受けたら、なんとこの経験少ない私は2番に!1番しか通らないのが入団試験ですから、残念と言えばすごく悔しい結果。でも、お陰で”何とかどこかいいオーケストラに正式入団できるかも!”と言うモチベーションが持てました。きっと彼は今でもアメリカで大活躍してる事でしょう。
初めてプロオケに入団したのが、ホフ交響楽団です。そして、初めてのオペラ経験でもありました。いきなり、あわせもなしに色んなオペラのソロフルートを!オペラは交響曲をやるより、経験がないと何倍も難しい!CDをそのまま覚えるぐらい聴いて、何とかこなしました。
ホフの頃の写真は一枚ものこっていません。何とかあったの が、雑誌に管楽器の一部の人と共に載った、この記事だ け。
ホフは交通は不便で、オーケストラにも、音楽学校にも( 講師もしていました)30分かけて歩いてました。ドイツのシベリアと呼ばれてて、冬には雪の中を掻き分けて!